4話構成
ストーリー回収率0%
10歳の春のある日、私はあと3年しか生きられないと告げられた。病院の看護師さんがやってきて、相部屋から個室に移されることになる。今まで同室だった山田さんのお爺さんは、私の頭を撫でて「マナちゃん、君にプレゼントをあげよう」と言う。山田さんがくれたのは、小さな古めかしいランタン。そして「このランタンには、寿命と引き換えに、願いを何でも叶えてくれる悪魔が封じ込められているんだ」と言うではないか!──私には願いがあった。ずっと独りで過ごしてきたので、友達が欲しかったのだ。私はランタンを見つめ、そして……。
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