足元には若い女性の絞殺死体――。私・山峯風香は、事件性のある遺体を調べ、死因を特定する監察医だ。捜査一課のベテランデカ長野刑事や、配属されたばかりの齋藤刑事が仕事仲間。今回の事件はなぜか、快楽殺人鬼の犯行で連続殺人事件の始まりな気がする……。そんな予感に体を震わせた瞬間、私のスマホに着信音が。『先生、事件発生です』。やっぱり……。次の現場には、さっきと同じく首を絞められた女性の遺体があった。だがそこには警官がいない。本来なら最後に呼ばれるはずの私が、最初に到着してしまったのだ。それは、なぜ――?
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