3話構成
ストーリー回収率0%
夏休みが終わり、秋に近付いた、ある木曜日の5時限目。ダルい古典の授業。くたびれたスーツを着て、冴えない顔と禿げ散らかした頭の先生、八巻。受験まであと数か月だが、俺はラップの動画ばかり見ている。教室の左に座っているのは美帆。ショートカットで童顔なのに、ナイスバディでバッチリ俺の好みだ。「あいつとデートしたいなあ」。デートやその後の妄想を膨らませていると、視界がぼやけてきた。このまま寝ちゃおうか? いやいや、赤点は勘弁だから授業を受けるか?……それが、俺の人生の重大な分岐点とも気づかずに……!
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