『神宮寺袖子の推理帳』シリーズ3作品目。僕、神宮寺袖子は凡人だ。至って普通の女の子……と、口で言ってもそう簡単には信じてもらえないだろう。事実、僕は警察と協力関係を結び、いくつもの事件を解決してきた。被疑者死亡以外では、解決率100パーセントを誇る。そんな僕に「神宮寺さん、お昼どうしましょうか?」と尋ねるのは、四ノ宮太郎。数年前にとある事件で出会った、僕の相棒だ。僕が「コンビニのスイーツがいい」と言うと、四ノ宮は憐れみの目をして「本当に昔から変わりませんね」と言う。最初?……ああ、最初の事件か。僕が思い出したのは……。
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