《死ねない》呪いをかけられているガーフは、傭兵として戦場で戦っている。金を貰えれば、相手は誰だっていい。大義名分など彼には無かった。人はそんな彼のことを『千年戦士』と呼んだ。――ガーフは今日も、血の匂いにまみれた戦場にいた。勝利とともに、屍の山。傭兵稼業は簡単だ。特にガーフのような《死なない》やつにはおあつらえ向きの仕事だった。戦から解放されたガーフは深呼吸をする。慣れた戦場だったが、戦が終われば新鮮な空気を味わいたかった。その時、ガーフの頭に声が響いてくる。その声は誰だ! そして何を――!?
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