6話構成
ストーリー回収率0%
鈴野斗真はホームレスだった。子供の頃、水害によって父親と弟を失い、母親もその後、末期ガンで亡くなった。未成年だったので叔父に引き取られたが、叔父夫妻は守銭奴で、両親が残した全財産を没収されたうえに奴隷同然の扱いを受ける。ようやく高校を卒業したけれど、家を追い出され浮浪者となり、そして今、住む場所も失って約半年。さすがにもう体力と気力の限界が近付いていた。もはや、生きるための理由などありはしない。山中を彷徨い歩いた末、人気のないダムの下へと身を傾ける。「これで楽になれる……」。だが、斗真は……!?
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