僕達の世界では、12歳になると様々な魔法の契約を始める。強力な魔法を手にすることが出来れば軍内での出世につながるし、汎用性の高い魔法を手に入れることが出来れば職業決定の際に優位だ。そのため親は、我が子の魔法の習得に躍起になり、僕も様々な魔法の契約を行った。ただ、僕はそのうちの1つもモノにすることが出来なかった。14歳になっても状況は変わらず、ついたあだ名は、無能者を意味する《ピグミー》……。ところがある日、村の奥からまるで地響きのような音が響いたかと思うと、煙が立ち上り、白装束の女が現れて……!?
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