今から3ヶ月前、埼玉に小さな隕石の欠片が落ちた。被害はほとんどなかったが、それを機に奇妙な感染病が流行し始める。「突発的奇行症」。感染すると、突如として相手を笑わせるような奇行に走る正体不明の病だった。重症化患者は他者に感染させようと襲い掛かってくるらしい。政府は外出自粛による蔓延防止対策をとるが、完全なる機能停止はできず、幸一の父親は週2回ほど出社していた。家で帰りを待つのは、母親と、大学生である幸一、妹の奏美。夕方、チャイムが鳴り、迎えに出た母の悲鳴! なんと、そこに立っていたのは……!
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